あらためて学びたい自動運転 レベル別にできることの違いは?

2021年5月2日 07:51

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自動運転レベル3を実現したホンダ・レジェンドのインテリア インストルメントパネル(画像: 本田技研工業の発表資料より)

自動運転レベル3を実現したホンダ・レジェンドのインテリア インストルメントパネル(画像: 本田技研工業の発表資料より)[写真拡大]

 自動運転は、今や自動車産業を超えて話題となるキーワードだ。3月5日には、自動運転レベル3を搭載したホンダ・レジェンドが発売され、話題となった。だがここでのレベルの違いについて、「わからない」と戸惑う人は多いだろう。

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 国土交通省発表では、自動運転のレベルは5つまである。レベル1は、自動ブレーキや車線からのはみ出し防止、車間距離を確保しながらの制御走行といった、運転支援機能となる。近年は日本でも、ほとんどの新車にレベル1相当の技術が搭載されている。

 レベル2は特定条件下における自動運転機能が加わる。たとえば高速道路を走っていれば、自動でレーンを変えられる。前を走るクルマが遅ければ、ドライバーが何もしなくても勝手に追い越してくれることもある。日本ではレクサス・LSやトヨタ・MIRAIに搭載されているほか、日産・スカイラインにも「プロパイロット2.0」として相応の機能が備わっている。

 レベル3になると、自動運転の範囲が広がり、条件付の自動運転となる。一般的にイメージされるような、システムが運転してくれる自動運転は、このレベル3からだ。高速道路などでは一定条件を満たしていれば、システムの要求に基づいたドライバーの適切な対応は必要だが、通常走行時にはシステムが全ての運転を行なう。

 レベル4になれば、特定条件下においては、システムが全ての運転を完全自動で行なう。運転手の介入は必要なく、無人走行が可能であるという意味だ。ただし走行エリアや速度、天気などの事前に決まった条件でしか無人走行は実現しない。

 だがレベル5になると、条件を問わずに無人走行が可能になる。いわゆる完全自動運転であり、自動運転の最終形態といってよい。

 ドライバーレスの実現はまだ道半ばという印象だが、ホンダ・レジェンドによるレベル3の実現は大きな1歩だ。レベル4の自動運転は、世界各国で実証実験が行なわれており、地域を限定した公共交通機関や配送サービスなどには、国内でも今後数年で実装されてくるだろう。

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